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写真展に関して

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今回、Record Shop Base 20周年ということで、店主の飯嶋氏より話をもらって写真の展示をすることになりました。

彼と僕とは同じ歳であり、また同じような系統のバンドが好きだったりと、違う道を通って来ているようでいて、共通点も多いのかな、というのもあるけど、ただ単純に誘ってくれたことが嬉しく、二つ返事で引き受けてしまいました。
しかしながら、僕は写真の展示ということに関してほぼ無関心のまま来てしまっているので、それなりに大変というか、見せ方や写真の焼き方、セレクトなんかなんかは正直まだまだやりようはあると思いつつも期限というものがあるので、これがいまの実力だとも言えます。そしてなにしろこういうことをやるのには労力もだけど、カネもかかります。僕は小金があれば自分のレーベルで友達のレコードを出したほうがいいのではないか?とか考えてしまう思考性なので、こうやって飯嶋氏が後押ししてくれたことによってなんとか形にすることができました。

でかい写真と小さい写真がありますが、僕はけっこう小さいの好きなんですよ。ギャラリーだとデカい写真でインパクトを出すとか、小さくても額装してそれなりに見せるというのが普通ですが、あえてラフに大きいのや小さいのがある感じでいきます。小さいからって重要度が低いわけではなくて、けっこう小さいのが好きだということで理解してもらえればと思います。

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話変わりますが、常々、ロックの写真を撮る人には共通の葛藤があるのかな?と思ってまして、簡単に言うと「記録」なのか「作品」なのか、ということです。
雑誌なんかでも誰が写っているか、が重要なわけで、それを誰が撮っているのか?というのはあまり気にされないと思っています。
だから、作家性を求めるフォトグラファーはそこで葛藤するのではないか?と思います。昨今はみなスマートフォンでライブを撮ったりするようになりました。記録としてはそれでいいし、皆がインスタグラムに上げているライブ写真を見たりしていると、ハッとするほど素晴らしいシャッターチャンスや構図を持ったものもあります。それで充分とも言えます。
それを偶然ではなく意図的にできるのがフォトグラファーなんだ、と言うこともできるでしょうが、僕はあまり気にしていません。なるべく邪魔にならないようにやりますので僕にも撮らせてくれればありがたいです。
ということも踏まえつつ、スマートフォンが無い時代に撮ったのもまあまああるので、それらは記録としても意味を持つのかなぁ、などとも考えています。
僕個人の意見としては、観たみんなが楽しんでもらえればそれでいいかなと思ってまして、自分の作家性なんかはそのずっと下にあります。表現というよりかは、自分が見ても気持ちいいように仕上げたい(構図とか、コントラストの感じとかに自分なりの好みがありまして)と思うだけです。それが冒頭に書いた、まだやりようがあるということころに繋がるわけですが。

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そもそもなんでこんなことやってるんだ?というと、僕は1988年?20歳のころに、いまはもう無いんですが、DOLLというパンク雑誌で写真を撮るというチャンスにありつけました。それまではライブの写真はほとんど撮っていなくて、募集があったときにはその頃普段撮っていたストリート・スナップを何枚か送ったわけです。パンクが好きだったし、なんかやれたらいいな、と思ったからです。バンドの写真を送らなかったのが良かったのかどうかわわかりませんが、やってくれませんか?ということになって、DOLLにてライブ写真を撮り始めました。DOLLは僕にとっては学校のようなものでしたし、ライターも編集者もちょっと年上なだけでみんな20代だったしみんな優しかった。ここでは、「パンク」という大きな括りの中でも多様性があるんだな、という今思えば当たりまえのことなんですが、ライブやインタビューを通してそれを学べましたし、いままで読者として、またはレコードを通してしか知らなかった人を撮るわけですから、一気にプロになったような気もしましたが、現実にはそんなことなく、働きながら写真を撮っていました(これは今もそうです)。

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そこで知り合った東京スカンクスというバンドがいまして、そのメンバーのミヨさん、チャーリーさんという2人がDOLLのレイアウトをやっていたという繋がりで、東京スカンクスの写真を撮りにライブにいくようになるんですが、そこで一つのバンドをずっと追う、というのと、その周辺に居るバンドも含めた、いわゆる「シーン」というものがあるという面白さを知るわけです。そのシーンはサイコビリーや、のちにラスティックと言われるものでした。

同時に僕はディスクユニオンでバイトをしてまして、そこの仲間でイベントをやったり、イベントを通じてそこで色んな人と知り合ったりしたりしました。そこで自分でなんでもやっていくという、いわゆるDIY的な心が芽生えていたのかもしれません。
僕自身はいわゆる洋楽を中心に聴いていましたが、90年代初頭にガレージ・パンクが日本も含めて世界的に盛り上がってきているというのを感じていました。要は、店員という立場を利用してどんどんオーダーしたりして、そして入ってくるのをチェックがてら聴きまくっていたわけです。

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前置きが長くなりましたが、そういった日常の中で、この写真展でも主軸にしているTEENGENERATEというバンドに出会うわけです。この出会いは本当に大きかった。このバンドは「自分でもなんかできるんじゃないか」「自分もなにかやるべきなんだ」と人をカン違いさせる、パンク・ロックの伝播力と同等のものがあったと自分では思っています。芽生え始めていたDIY心を後押しするには充分でした。そうやってカン違いしたままここまで来てしまったわけですが、、、とにかく、このバンドの存在が自分にとっては大きかったし、その後のFIRESTARTER、TWEEZERS、RAYDIOSなどの派生バンドも含めて自分の核にあると言えます。

彼らには自分からコンタクトをとりました。ファンジンを作るんだ、と言って。まあ、作ったんだけど、いま見たらどうかな。素人感満載だな。
とにかく、そこからDOLLのカメラマンという自分とはまた別の写真への興味が湧いたわけです。先に書いた、シーンを含めた面白さ、みたいな部分が大きくなっていきました。
そこでいろんなバンドや、レーベルをやっている人、企画をやっている人などと知り合っていき、自分もライターをやったり、レーベルをやったり、海外のバンドを招聘したりもするようになりました。今回主催者のBASE飯島氏もそういう状況の中で知り合った1人です。

僕の場合、やはりというか、なんというか、「音楽ありき」でして、もちろん写真も興味を持って取り組んでいるんですが、今回振り返ってみると、重要だといえるライブの写真を、その場に居たにもかかわらずあまり撮ってなかったり、同じ日のライブでもその中の一部のバンドしか撮ってなかったりしていたりして、まあフィルム代とか現像代とかをケチっていたというのもあるけど、ある意味「自由」だったんだな、と。雑誌の依頼などで撮る場合はきちんといいものを出さないとヤバいぞ、というのがあるけど、仕事でやってない部分だと、ライブ観るのが楽しくなっちゃって途中から撮ってなかったりとかしょっちゅうあったし、海外バンドのツアーなんかは機材持ってアテンドも、とか無理だったんで撮ってない、ということもあったり。良い方に解釈するならば、そんな中でこうして撮って残っているというのはそれなりに強い意志があって撮ったものなのではないか。とも思います。今年で50歳になるから、約30年やっているわけですが、これが職業になったらいいな、とかはあまり思いません(報酬もらえるならもらいますが!)なので、こういった者に機会を与えてくれた飯嶋氏には感謝してます。
とにかく、展示したものを見て楽しんでもらえればと思います。
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