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ROCK市ROCK座 6
(つづき)

COZYで大舞台を終えたスティーブだったが、彼にはまだ大仕事が残っていた。TEENGENERATEの前説を依頼されていたからだ。彼はかなり緊張してブルっていたように見えた。あとで聞いたところによると、前々からなんとなく言いたいことは決めていたけど、原稿にしたりすると良くなくなるという考えで、頭の中でグルグルと考えていたようだ。FINKの言うニュアンスだと、Live at Shelterのマイク・ルーカスのように「わかりますか?ロックンロール?」とか軽いものをイメージして頼んだみたいだけど、スティーブはガッツリと言ってやる気満々だった。(追記:後日FINKと話したところ、このような会話はした記憶がないってことで、違うひとだったかもしれません)ちゃんとできるか、ちょっと気にはなったけど、まあ、僕はそんなことを気にしている暇はないので、ポンと肩をたたいて、がんばれよ、とだけ言ってDJのスタンバイを進める。楽屋には永遠のライバル、ギターウルフのセイジさんも顔を見せていた。セイジさんには再結成が決まったとき真っ先に電話を入れて、8/3は開けといてくださいと伝えた。マジ!?凄いな!と喜んでくれた。僕はごくたまにセイジさんと話すのだか、話題はほとんどTEENGENERATEのことしかないんだよね(笑)。

さっきのGIMMIES前のDJのときにああ、と気づいたんだけど、PA卓に座っているのはヨコチンだった。ヨコチンっても女性なんですが(笑)、当時シェルターのPAをやっていて、TEENGENERATEの音作りをよくやっていた。いまはフリーランスのPAだそうだけど、今回やってくれることになったそうだ。TEENGENERATEの活動期は、FINKにテープを作ってもらったりして、TEENGENERATEがどういう音でやりたいのか、を理解しようと前向きに取り組んでいたりしたのを記憶している。THUNDERROADSが終わったところでヨコチンに合図を送り、DJを始めた。このとき掛けるのはDEVIL DOGSのRADIO BEATって決めてた。みんなも反応してくれてうれしかったね。トオルさんも横で、やっぱDEVIL DOGSっすよねー、と言っていた。UNDERTONES, FIRESTARTERなど自分がDJやるときのド定番をどんどん掛けてく。で、FIRST ALERTのBACK TO THE NIGHTを掛けたとき、となりにいたJIMBOくんがうぉーっと突然大盛り上がりして、会場もみんな合唱になったりして。ボコボコ人も当たってきて針も飛ぶが、まあ、そんなこと関係なかった。アラート、掛けてよかったな。数日後、このことを今井くんに報告して、アラートもやったらすごいことになるんじゃないか?みたいなことを訊いたら、「TEENGENERATEを観たいひとがいるように、アラートももしかしたら求められているかもしれませんが、今、アラートをやらないということが、最もアラートをやっている、という風に感じています」という哲学的なお返事をもらった。

バンドのスタンバイができたようだ。ウォーっと歓声が上がる中スティーブ登場。僕はレコードを片付けながらその前説を聞いていた。簡単に言うと、「なぜ自分がここにいるか?20年前、あるバンドを聴いたからだ。そのためオレは日本語を勉強するようになり、バンドを始めた。」というような内容だった。「長ぇぞ」というヤジを制止しながらも言い切った。このストーリーのようなものは何度となくスティーブから聞いていたが、こういう場で観客へのメッセージとして言うというのにすごい意味があるだろう。そしてアニキのお約束「こんばんはシャ乱Qです」からのGET ME BACK。会場が揺れる。すごい。TEENGENERATEは何度か再結成をやっているが、エストラスのベネフィットより後の再結成ライブでは、曲のテンポをおとして演奏していることが多かったが、今日は当時同様のスピード感溢れる演奏になっていて、これはなかなか凄いぞ!と思った。これがTEENGENERATEだ。すごい勢いの「ロックンロール」が次々と繰り出される。僕はだいたいはDJブースのところから観ていたが、写真を撮るためにステージ横に行ったり、会場内に行ったりいろんな場所から観てみた。FEVERの一番後ろまで盛り上がっている。ふつうのライブは後ろ1/3くらいは動かない人たちのエリアなんだけど、今日は別だ。後ろまでものすごい盛り上がっている。そして、やはりヨコチンにPAをやってもらって正解だった。われわれのイメージするTEENGENERATEの音にちゃんとなっている。アニキのギターが歪みすぎているかな?とか細かい感想を言えばいろいろあるけど(ま、アニキのギターの音はアニキがそうしたんだろう)、これがTEENGENERATEの音だといっていいだろう。思えばCDになっているLive at ShelterのときのPAもヨコチンだった。関係者などがステージ袖とかステージ上で観てたけど、いろんな角度から観た僕から言わせれば、下から観た方が音がいいんだからもったいないんじゃないか、と思ったけどね。次いつやるかわからないんだし。セイジさんもガッチリ客席内で観ていたな。実はギターウルフも出演オファー掛けたんだけど、客としてガッチリ観たいんだよね、という理由で出演せず、ちゃんとチケットも購入して観てくれた。そのセイジさんも大好きな曲としてよく挙げるのがDressed In Black。勢いのあるガレージ・パンクの中でこういう曲を混ぜられるというセンスがFINKのすごさと思っている。
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個々の曲を書いてるとキリないな、、、。今回のライブで非常に珍しい曲はJohnny & DeeDeeだろう。Eastern Darkのカヴァー。多分だけど、これが入っているコンピTokyo Trashvilleのレコ発でしかやってないんじゃないかな?と思う。他にもアニキが歌う曲が多めにセット・リストに入っていたが、アニキに聞いたところによると、ギターちゃんと弾けないならせめていっぱい歌え、と言われたと笑って言っていた。僕はあっち行ったりこっち行ったりいろんなところから観たりしてたけど、DJブースのところに戻って観ていた。となりにはノヴさんや飯嶋くんなどがいた。すごいねすごいね、って言ってたら、Gonna Feel Alrightであっという間に終わった。
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当然アンコールが掛かり、Get Stuffed、これもあまりライブではやってた記憶がない。そこからMY GTO。かつて、ライブの1曲目が必ずMY GTOだった時期があったが、ここで持ってきたか、という感じ。そしてHippy Hippy Shake。このとき、観客のひとりがFINKにあたり、バランスを崩してアンプが倒れるということがあったが、なんとか終わらせた。いつだったか、FINKがなぜHippy Hippy Shakeのようなベタなカヴァーをやるのか、ということについて教えてくれたことがある。それは自分たちはR&Rバンドである、という宣言のようなもの、というか、その証明としてやるのだ、ということだった。僕はこの話が好きなんだよね。
で、もう一回アンコールが掛かり、Wild Weekend。Live at ShelterのCDでは僕の声が少し入っているので、ここでも歌っちゃおうか!という思いが一瞬よぎったが、カッコ悪いのでやめておいた。1曲で帰ろうとすると曲くんがもっとやれー、とヤジを飛ばしたりして、FINKが黙れカス、と言ってライブは終わった(笑)
ライブはおわりか?ガンちゃんが煽るがなかなか出てこない。うーん、終わりだな。どうやらまだ曲の用意はあったようなんだけど、アニキが、もういいと判断したようだ。
僕の横にいるノヴさんがライブ終わりのDJなんだけど、レコード掛け始めちゃうと、ホントに終わりってことになっちゃいかねないんで、どうしようか、と言っている。まえに掛けちゃったらアンノちゃん(セイジさん)に怒られたことあるんだよね~なんて言ってた。まあ、そのレコードはDictatorsのLPでTEENGENERATEから掛けっぱなしっていう豪快な感じだったんだけど。スティーブがマイクを持っていう。今日のライブを体験したら、バンドをやろう、と。うん、自分にもなにか出来るんじゃないか?なにかしなくちゃいけないんじゃないか?、そんな考えを抱かせてくれるバンドがTEENGENERATEであったとも言えるね。20年前、僕が彼らの1stシングルを聴いて、会ってくださいという連絡をして、そして初めて会って下北のファーストキッチンで話した、あのときからずっとそうなんだ。そういうバンドなんだ。
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とにかく、半年以上、数々の(飲酒をともなう)議論を重ねて準備したTEENGENERATEのライブは終わった。次観るのはいつになるのだろうか、ないかもしれない。まあ、それもいいだろう。TEENGENERATEには思い入れも深く、この日のライブもすごいものだったが、いまそれぞれにやっているFIRESTARTER、RAYDIOSのクオリティもそうとうなものだと僕は思っていて、その2つのすごいバンドを観つづけている身からすると、TEENGENERATEにはもう戻らなくてもいいんだな、という、再結成を熱望していた自分と矛盾する感情も沸いてくる。
たとえばCOZYのような、TEENGENERATEに影響を受けてバンドを始めたやつらが今もどこかにいっぱいいて、ライブをやったり、レコードを出したりしている。だから、COZYが同じ場に出た意味はでかい。これは振り返りの懐古ではなくて、地続きに続いているんだという証明にもなったからだ。90年代に活躍したバンドでラインナップを組むこともできただろうけど、そうしなかったこうじ、マサハルくんのセンスに感謝する。

われわれにはまだ映画の作業が残っていて、僕自身がやるべき作業はまだまだ山のようにあるのだ。このライブは300人くらいの人しか観ることができなかったけど、映画はたくさんの人に観てもらいたいと思う。

お客さん含めて、関わった人たちみんな、ありがとう。

ROCK市ROCK座の話はここで一応終わります。

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ROCK市ROCK座 5
(つづき)

COZYの写真も押さえておこうと思って、COZYの前にカメラの準備をしようとしたのだが、シャッターがうまく下りないというアクシデントがあり、いくつか考えられる対処をしてみたのだけど、うーん、これはダメだ、、、。前もって点検しないのが悪いんだが、、、。重かったのにな。カメラはキングの長谷川さんが貸してくれるというのでそれを使うことにしたが、いまひとつ使い勝手がわからないままなので、いいものが撮れたかどうかはわからない、、、。まあ、オフィシャルとして撮っている人は他にもいたので、必要な場合はその方たちに写真をお借りすればいいか、という感じで、カメラと格闘するのをやめた。もう僕の写真家としての需要もあまりないことだし、、、しょうがない。

みんながCOZYのことをどう感じたか、僕には解らないが、盛り上がった、という感触は持てた。
その次のDJはKING JOEだった。楽屋で、おう久しぶり、とがっちり握手をもとめてきたJOE、TEENGENERATEの活動期の関西の拠点ともなった男と言えるだろう。JOEとはかなり長い付き合いになるが、いっしょのイベントでDJやるのは初めてかもしれないな。

楽屋には、原爆オナニーズのタイロウさんが訪ねてきてくれた。タイロウさんがTEENGENERATEとかつて共演経験もあって、TEENGENERATEの音楽も好きだというのを知っていたので、最初は出演をオファーしてみたのだけど、同じ日にライブが被っているというので、断念した経緯があり、それでもレッド・クロスでのリハが終わったあとにわざわざ会いに来てくれたというわけ。ほんとうに丁寧な人で感動する。で、FINK、アニキとすごく久しぶりに会うのにすんなりと会話したり、タイロウさんが着てたステイタス・クオーのTシャツの話などで稲垣やこうじも加わってちょっとした楽しい時間だった。
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楽屋に何気なくおいてあった紙、TEENGENERATEが今日やる曲のセット・リストだった。事前練習もリハも観るチャンスはあったけどあえて観なかったことだし(来るのが遅れたというのもあるけど、、、)、素のままで臨もうと思ってたので、セット・リストも見るべきじゃなかったけど、置いてあれば、まあ見ちゃうよね、、、。アニキの字で書かれるセット・リストはFIRESTARTERでもよく見るものだけど、この曲名の並びはさすがに感慨深いものがある。その辺にいた人たちと、ああ、あの曲やるね、やらないね、みたいな話になったが、まああとの楽しみのために、そこそこにしておいた。僕が当時観たライブではほとんどやっていなかった曲も含まれていたので、楽しみが増えた。

僕は楽屋と会場をいったりきたりしていた。ライブはそこからGO-DEVILSにつながっていく。GO-DEVILSもすごく久しぶりに見るが、すごく貫きとおしているな、と思った。いい意味で変わらないというか。彼女たちも関西のガレージ・シーンを象徴するバンドのひとつだろう。ジェリービーンがゲストに加わり、NOVASのCRUSHERなどをやっていたり、僕の大好きなDEL-VETTSのLAST TIME AROUNDをやったりですごく盛り上げていた。

そして第1回目の僕のDJの時間になった。なにを掛けたっけ?最初、モニターのキュー出しがよくわからなくて途切れましたが、やっぱり人が大勢いる中でやるのは楽しいよね。目の前ですごく盛り上がってくれている人もいたりして。あえてRAYDIOSとかもかけてみたんだけど、どうだったかな?僕はもともと、あんまり珍しいレコードなんて持ってないんだけど、その中でもさらにベタなものを掛けた。なるべく楽しめるようなかんじにしたつもり。バードマンのシングルからGIMMIESへと、なんとなくいい流れができたような気がした。

さいきんのGIMMIESは乗っている。バンドのまとまりがすごいのだが、単に楽しい感じではなく、ソラくんのなにかに苛立っている感じ、そのパワーの放出がバンドをパンク・ロックとして強力なものにしている。それは最新のシングルを聴いても感じた。その苛立ち、怒りがどこから来ているものなのか、は解らないのだが。機会があればそのあたりの話もしてみたいと思う。
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ちょっと心に余裕も出てきたのでフリー・マーケットの方も見にいく。基本的に僕の興味でいうとレコードになってしまうのだが、それ以外にもなかなか面白いものが多かった。TEENGENERATEのものはカツが売っていたけど、レコード、CDなど入手困難なのが安く出ていた。Tシャツは即完売したようで、僕も買えずじまい、、、。追加で少し刷っても売れるんじゃないの?とは言っておいたけど、どうなるかな。

ギター・ウルフ、トオルさんのDJはチェスターフィールド・キングス&ジョニー・サンダースの例の7インチとか掛けてた。これ、FINKがごにょごにょ、、、という話を嬉しそうに話すトオルさん、いいねー。やっぱり、TEENGENERATEっていうと、DEVIL DOGSとかあの辺思い出すんだよねー、なんて話をちょろっとできてよかった。

ROCKBOTTOMは普段、わりと行動を共にしているのだが、この日は彼らの持つスケールのでかさみたいなものが、この満員の会場にマッチしたかな、というのは感じた。彼らの曲、The Game Is Overなどはこの日の状況と照らし合わせるとなんとも言えない複雑な感情が湧いてくる、、、。自分たちはどうあるべきなのか、どうするべきなのか、、、考える。
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小林くんはPHANTOM RATSでずいぶん前からの知り合いだ。この日、なぜか!同じシャツを着てました。いわゆる「被った」というやつです(笑)。小林くんの方がワイルドな着こなしでしたが。小林くんのDJは初めて聴くんだけど、彼らしいロックンロールばかりで、ぜんぜん変わってないっつうか、ブレないかんじが良かったね。

この日のTHUNDERROADSは気合いが入っていた。マサハルくんは朝から会場入りしていたので疲れて座っていただけなのかもしれないけど、僕には楽屋で一人で精神統一しているように見えた。マサハルくんとは今回、こうじも交えていろいろと話合った。マサハルくんは熱血漢であるのは確かだけど、それに加えて思慮深い一面も備えている。ひとつのことを成し遂げるのに、どういう方法がいいのか、どういうアイデアで臨むのか、そんな話をちゃんと論理立てて話すことのできる男だ。そしてトライすることを畏れない。そんなことを考えながらTHUNDERROADSのライブを観ていたら、グッとくるものがあったが、僕としては次のDJの準備などに取り掛からなければならなかったし、TEENGENERATEのことも気になってきた。

(つづく)

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ROCK市ROCK座 4
つづき

ソールド・アウトになった時点で、実はまだフライヤーもポスターも出来ていなかった。ソールド・アウトになったなら告知の必要がないのでは?という議論も少しありつつもポスター、チラシはあまり多くない数を作ることになった。当日券もあることだし、フリーマーケットはチケットが必要ではないので、そちらの告知と、なにより、カメさんがイラストを描いてくれたというのがあったし、記録としても残るだろう、ということで作ることになった。それをあちこちに配布した。普段われわれがミーティングに使っている渋谷の居酒屋、三平にも貼ってもらった。
しかしながら、ソールド・アウト(当日券あるとはいえ)というのは気持ちの良いもので、普段、ライブの当日夕方、リハをやっている時間までもツイッターなどで告知を続けているという身にとってはほんと楽だし、気持ちがいい。

その間、僕はCOZYのツアーのセッティングを続けることにした。スティーブはスティーブで、どこでやりたいとかいろいろ構想はあったようなのだが、僕としては仕事を休むのも難しく、全行程について行けるとは到底思えなかったので、各地のお願いできる人にゆだねるというような形を取るしかなかった。幸いにもスティーブが日本語ができるので、方向音痴とはいえ、なんとか各地に辿り着けるだろう、という安心もあった。ROCK市の1週間後に大阪でリキッドの今井くんが企画を組んでいてRAYDIOSなどが出るという情報を掴んでいたので、そこにとりいってねじ込んでもらった。そもそもベアーズは4バンドが限度らしいのだが、交渉してもらって5バンドOKにしてもらった。大阪は行けるような気もしていたのだが、結局行けず、ですみませんでした。
この大阪のライブとROCK市を拠点として、その間を埋めていく作業を進めた。大阪は今井くん、水戸の橋本さん、浜松の犬塚くん、そしてノウのたくじくんが動いてくれたので、それと僕が直接ブッキングした3公演、合計で7公演を10日間の間に組むことができた。ほんとうにみなさんには感謝しています。
COZYのことはあとでまた書きますが、わりとギリギリ、1週間くらいまえにポスターのデザインが送られてきて、これ、刷れないか?と言われ、刷っても事前告知にならないけど、まあ、やってみるか、という感じでプリントパックに頼んだ。ROCK市当日には間に合ったんだけどね、、、

ライブの1週間前くらいか、FINKからメールでTシャツとバッジの画像が送られてきた。「どう?」って感じで。いいんじゃない。かっこいいよ、と。Target Earthでも売ったりする?ということを言ってくれたんだけど、まずライブに来てくれた人に優先で売って、余ったら、でいいよ、というようなやりとりをした。で、何枚刷るの?というところで、実数は言わないけど、想像より少なかったんで、えー、もっと作ってもぜったい売れるよ、っていうような話をした。色数もつかってて、けっこういいボディのものなんで、けっこうちゃんとしているよ、って。じゃあなおさらいっぱい刷ったほうがいいんじゃない?ということを言ったら、余る、というのが嫌なので、ということだった。結果、当初の枚数より増やしたみたいだけど、すぐに売り切れたよね。うん、やっぱ、いい意味で商売っ気がないというか、そういうところは変わらないよね。僕なんかいやしい人間だから、もっとあればもうかるかもよ、とか思っちゃうけどね。

7月の末にマサハルくんからタイムテーブルが送られてきた。うん、すごくいい、納得の並びだね。実は、ずうずうしくも、TEENGENERATE前のDJは僕しかいないでしょ!と直談判していたのだけど、それが採用されたようで、嬉しかったね。

さて、当日。
僕は家庭の事情などあり、ちょい遅れで行ったわけですが、スティーブが時間通りに来れているのか、心配だった。なにしろ、前の日のライブ開始に間に合ってないから。こうじからも電話を受けて、必ず1時には来ているように、と前日に念を押していた。
僕が到着したとき、すでに会場は賑わっていた。フリマを見る余裕はないので、フリマはあとで見ることにして、ひとまずライブ会場に行くことにする。
残念ながら、楽しみにしていたNYLONが終わっていたのだが(だれか他の人、レポートお願いします)GASOLINEには間に合った、という感じだ。DJブースにはノヴさんがいた。僕はカメラとDJ用のレコードを持っていたので、まずそれを運び込んだ。いろんな人に会った。
楽屋に行くと、スティーブらは来ていた。ああ、よかった。ドラムのトニーは前日に肩が痛いと言っていたのだが、それはどうだろう?うん、まあまあよくなったよ、FEVERにあった氷をあててたらまあ、ましになった。ということで、よかった。FINKとアニキはいなかった。話によると、リハのあと、一旦休みに帰っているとのことだった。まあ、それはそれでパワーを発揮してもらえそうな感じがしたのでよかった。
相変わらずのパフォーマンスで会場を沸かせているGASOLINEを少々観つつ、COZYの準備を手伝う。といっても大したことはないんだけど。前日も来ていたスティーブの友達のSUMMERがスティーブやCOZYのメンバーにメイクを施し、よし、がんばれよ、という感じになってきた。スティーブ曰く、COZYは今までにこれほどの多くの客の前では演ったことはないという。さらにTEENGENERATEが一緒なんで、正直緊張している、と。まあ、大丈夫だよ、いつものとおりやれよ、とか励ましているうち、トニーが自分のベストが無い、とか言い出して探したりということもあったが、、、
いつのまにやらアニキとFINKも戻ってきてて、今日、調子はどう?なんて言っているうちにCOZYの出番となった。間のDJは川本(Jimbo)くん。COZYに合わせて、現行のガレージ・パンクをバキバキに掛けててくれててよかったな。もってきたレコードの中にはトニーがやってたバンドをそれと知らずに持ってきてたというのもあったりして。
COZYは前日に観て、その良さを判っていたが、この満員のFEVERでそのパフォーマンスが一層映えたというか、見方によっては演出的すぎる動きなどがうまくハマったというか、最高のエンターテイメントになってたな。GASOLINEからの流れ、というのもよかったのかもしれない。とにかく、シングル一枚しか出していないバンドであるCOZYが、客を沸かせたのだ。僕はメンバーでもないし、彼らのレコードも出してないけど、ちょっと誇らしい気持ちになったし、前身バンドであるBOYS CLUBの、あのたどたどしい演奏、ツアーからの流れも考えるとちょっと感動的であった。
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(つづく)

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ROCK市ROCK座 3
つづき

TEENGENERATEの再結成に関する情報は非常に広範囲に知れ渡ったと思う。中には「誰それ?知らねえし、伝説とか大げさじゃないの?」みたいな意見もそれなりにあったけど、それは、まあ想定内というか。そういう風に感じる人がいるのは否定しないけど、ちょっと深くパンクやガレージなんかを聴こうとすれば必ずブチあたるはずなんじゃないかな?と僕は思っている。なんで日本で広く知られることにならなかったのか、ということは映画を見てもらえれば少なからず出てくる話だと思うので、ここでは詳しく書かないが、あたえられたものをただ受け取るような聴き方は僕にはフィットしない、ということだけは言っておこう。

チケットの発売日の朝、はたしてどんな感じになるのか、とツイッターをチェックしていた。僕自身はイベントの主催者ではないので、ライブの売上や分配などにはタッチしていないけど、どのくらいのスピードで売れていき、ソールド・アウトになるのか、ということには非常に興味があった。われわれの読みでは数日、もしくは1週間くらいで売り切れるのではないだろうか、という、今思えばとてものんびりした予測をしていた。
さて、時間が来てツイッターには買えたとか画面が重いとかいろんなつぶやきが溢れ始めた。そして、なんと15分くらいでローソン分は売り切れ、マサハルくんから電話が掛かってきた。大変なことになってますね、と。そしてイープラスも50分くらいで売り切れてしまった。おお、なんということだ!あっという間の出来事だった。僕は親しい友人達が全員買えただろうことを願った。なにしろ、今回は、通常のライブではよくある、バンドへの前売り振り分けやメール受付などを一切なしにしていたし、バンドのゲスト枠もなし、というひじょうに思い切ったやり方をしたからで、その旨をあらかじめアナウンスしていたバンドもあった。なので、のんびりしてたら買えない状況になるだろうな、ということはなんとなく思っていたが、こんなにも速いとは。その日の夕方にFeverでも少数売るということになっていたのでFever並び組も出たが、そちらも瞬殺状態だったようだ。1週間どころか1日持たなかった。

僕はスティーブにメールして、大変なことになってるぞ、あっという間にチケットが売り切れたぞ、スティーブも心してかかれよ、と伝えた。スティーブからも、すごいですね、と返事が返ってきた。
COZYのツアーはこのROCK市ROCK座を起点に行うことにしていた。日本での肩慣らし、ではないけど、ROCK市が大舞台すぎるので、その前日に1本入れたいという申し出があり、一本入れることにした。それが前にレポートした試聴室でのライブなんだけど、スティーブは、最初、好きな場所であるぷあかうでやるのはどうだろう?と提案してきたのだけど、僕としては、ぷあかうでやったらみんな朝までになったりして、アニキも次の日の演奏のクオリティに影響してはいけないだろう、と思い、別の場所で設定することにした。呑みすぎとか寝不足というような理由でグダグダになったら目も当てられないからな、、、

チケットは当日券も用意されていて、それは当日の夜8時くらいまであったので、その事実を知ったら間抜けな話でしかないんだけど、発売日当日に買えなかったと思われる人たちから不満が上がっているというのをあるとき耳にした。誰が、とかいうのはあまりはっきりしないんだけど、、、簡単に言うと、普段ライブに通ってきているような、シーンに貢献している人たちが買えないで、ぜんぜん知らないような人が買えているのはおかしいのではないか?というような話。それに関してまた議論したり、というようなことがあった。まあ、上に書いたように、バンドへの振り分けがないなど普段と違うスタイルであることはたしかだし、言い分は解らないでもないけど、じゃあ、誰のライブに何回来てればシーンの貢献になってるのか?とかいう線引きができないから平等にローソン/イープラスにしたのであって、うーん、わかんなくないけど何言ってんだろう?というのもあったし、僕なんかからしてみれば、当日になって、こんな人たちまでちゃんと正規に買って来てるんだと思える人もけっこういたし、海外から観に来た人もいた(チケットは日本の友達などに頼んで買ってもらったのだろう)。そういう海外からの人を、東京のシーンに貢献してるのか?とか問うのはナンセンスではないのだろうか?自分が(もしくは友達が)買えなかったからどうにか買いたい、ということを、シーン云々いわれると、解らなくなるんだよね。ライブの当日までメールで前売り受付け、みたいなことが普通にあって、当日なのに前売り料金で入れる、みたいな日常があり、前売り取り置きのメール来てるんだけど、結局来ない、まあ、とりあえず押さえておいて気が向かなければ行かなければいいというような人もそれなりの数いたりして、人気公演というようなものにあんまり触れてないと、こんなことになるとか思わないかもしれないけど、あるんだよ、こういうことは。だってTEENGENERATEだから。普段軽く話せるような存在だけど、TEENGENERATEの世の中的な存在感というのはそういうことなんだよ。
仲間という意味を、そういう、なんか融通してくれる、みたいな感じで捉えてたとしたら違うと思う。そういうダレた内輪感みたいなのを嫌いなのがTEENGENERATEだし、僕は彼らやREGISTRATORSなどからそういうことを学んだ。
なんかつまんない話だけど、一応書いとこうと思いました。

つづく
(つぎあたりライブの話にできると思います)

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ROCK市ROCK座 2
前回からのつづき

TEENGENERATEの再結成について、メンバー構成、選曲などはすべて最終的にはFINKの判断によるもの。あたりまえの話だが、我々は場を用意して、そこにいかに人を集めるのか?というところを担うわけだ。映画があるからといって、こういう曲を入れてくれ、などの注文は一切しなかった。まあ、僕は監督ではないんでその辺の考えはないし、いい部分を拾えばいいと思ったから。ドラムは結局グレッグになったのだが、その辺の事情はあまり深く聞かないことにした。

どうやって告知をするのか?チケットの販売方法はどうするのか?などに関しても議論が続いた。
正直なところ、あの頃にガラガラのライブも何度となく観ているわけで、解散後に伝説化してしまった部分があるにせよ、FIRESTARTERやRADIOSのライブでは即ソールド・アウトなんていうライブはないという現実もあるわけで、なかなか動向が読みづらいものがあったと思う。別の方向から考えると、そういう、普段あまり来ないような人にガッチリと届くような告知をしないといけないな、ということだと思った。議論の末に、映画とライブ両方の情報を同時に、そして、プレス・リリースをして、なるべく沢山のところから発信する、ということになった。チケットの販売はなるべく公平にするためにローソン、e+に集約するというライブ主催者の方針が決まった
その発表だが、当初の予定では6月中旬に設定されていた。その発表をしようかという数日前のこと、問題が発生した。
TEENGENERATEが練習のためにスタジオに入ったのだが、アニキの手の具合もあるのか、ライブまでにバンドが仕上がりそうにないから再結成自体延期にできないか?ということをバンドから監督の方に言われたのだが、というメールがわれわれの間でかけめぐり、さあ、どうしようか?ということになった。一旦発表は保留にして、また毎日のように電話やメールでああだこうだと話合いになるわけだ、、、。いろんな準備した手前、やってもらいたいけど、ホントに無理ならしょうがないよね、というのもありつつ、じゃあ、延期といったらいつになったらできる、ということも言えないんじゃない、とか。とかとか。
スティーブにもメールして、もしかしたらTEENGENERATE出ないかもしれないけど、それでも来るつもりはあるか?みたいなやりとりをしたり。
それで、僕も一回ぷあかうへアニキに会いに行って、手の調子どうなの?と訊いたら、「前よりいいし、ぜんぜんできるよ」みたいなニュアンスのことを笑いながら言ってたので、そんなに重い問題ではないのかもしれないな、と思えてきたり。まあ、いろいろあったにせよ、最終的にはマサハルくんが話を決着させて、出演はOKということになった。はたしてバンドがライブまでに仕上がっていたかは、ライブを観た方はわかると思います。
そこで改めて発表の段取りを仕切り直した。それで6月の末に発表となったわけだ。普段の僕の企画などと違って、映画の方のキング・レコードのプレス・リリースというのはやはりかなり広範囲だし、重みもある。発表はYahoo!でも取り上げられるなど大ニュースとなった。僕の方で用意しておいたfacebookとブログの記事もTwitterなどを通じてかなり広く拡散した。僕もTwitterなどの反応をずっと見ていたのだけど、どちらかというと、映画よりも再結成ライブの方に話題が集中していたように思う。関係者全員「すごいことになってきたな」という感覚を持った一日だった。自分達が企画したライブでここまで話題になったものは過去になかったから、、、。その後のチケット発売日には「さらにすごいことになったな」という感覚を持つことになるのだが、、、


つづく
(ぜんぜんライブレポートになってないけど)

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ROCK市ROCK座 その1
ROCK市ROCK座について書きます。

このイベントはROCKBOTTOMとTHUNDERROADSが共同でやっているもので、今年で4回目。
僕自身は企画者ではなく、参加したのも1回目のみだったが、今回はいろいろと深く関わることとなった。
なので、全体を俯瞰したようなレポートではなく、当事者としてのレポートをします。全部のバンドをちゃんと通して観ることもできなかったし。
僕自身はDJとして、またTEENGENERATEの映画関連での出演調整、COZYの出演調整、写真記録などなど。とくにTEENGENERATEの件はいろいろ話合ったりして時間を掛けて準備した感はあるな。
とにもかくにも、望もうが望むまいが、今回はTEENGENERATEあってのROCK市になったということは言えるだろうから、その話が中心になる。

そもそものアイデアとしては、今年のはじめくらいに遡るのかな、ドキュメンタリー映画のメンバーたちで話合う中で、20周年に絡めた再結成をお願いして、それも映像に収めよう、というのがまずあり、まあ再結成をしてもらうにも交渉みたいなものはあったんだけど、まあそれはゴニョゴニョっと話をしてOKになったので、では、その再結成をいつ、どこでやるのかという話で、まず出ていたのは、デビュー・ライブをやった新宿ジャムに回帰するのはどうだろう?というアイデアなのだった。
しかしながら、ジャムのいい日を押さえらえなかったというのがあり、キャパ的にもジャムのサイズでは難しかろう、しかしLIVE AT SHELTERにちなんでシェルターでやるにしても、シェルターはシェルターで非常に押さえにくい店なのだ。そうしていろいろ思案していた時期にTHUNDERROADSのマサハルくんとたまたま会って、あんまり大きな声では言えないが、TEENGENERATEが再結成する予定がある、という話をしたら、ぜひROCK市ROCK座への出演はどうだろうという話になり、その場でFEVERに電話を掛け、トントン拍子にROCK市でやることは決定した。しかしながらそこからまた出演バンドの調整など、長い道のりになるのであった。

僕としては、ときどきメールのやりとりをしていたスティーブからのメールでCOZYが秋あたりにアルバムを出すから日本に来たいのだというメールをもらっていたのだが、なんとなくうまくいくイメージが浮かばず困っていた。しかし、上に書いたような流の中で、このROCK市ROCK座に入れるのはどうだろうか?というアイデアがすぐに浮かび、こうじに相談していた。スティーブにとってTEENGENERATEと共演するというのはすごいことだろう、と思うし、たぶんパンパンに人が入るだろうから、COZYのことを多くの人に知ってもらういい機会になると思ったからだ。
実は、COZYの出演OKはなかなか返事をもらえなかった。ROCK市のラインナップにおいて彼らなりの紆余曲折があり、お願いしたけど都合が悪かったバンドなどもあり、全体のバランスを考えたときにCOZYが妥当かどうかを決めるのに時間が掛かったのだ。すごい大げさに思えるかもしれないけど、真剣に取り組むのは当たり前だし、時間が掛かっても待つ意味のある企画だった。もしそこに出れないのであれば、本来の秋頃にツアーを組むという選択肢も考えなければいけなかった。
かなり遅くなり、飛行機のチケットをとるかとらないか、決めなければいけないだろうという時期になって、ようやくOKが出た。「OKでたよ」とメールしたときスティーブはガッツ・ポーズしたことだろう。僕はCOZYのツアーを組んでいく作業に入っていった。各地の協力者に連絡を取るのが遅くなったのも、こんな理由があったからだ、、、。


つづく

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