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PRIVATE WORLD
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今日は漫画の話。
積極的に漫画を読むということをしなくなって随分たつが、
頂いた本があるのでそれに関連して少し書きたい。

作者であるZAWA氏はyour choice blogという、ディスク・レビューを中心にしたブログをやっている人物。
いわゆるExploding Hearts以降なバンドのレビューが多いのかな、僕もときどき読ませてもらっているし、先日はRockbottomのレビューもされていたと思う。
文章としては「紹介」に寄ったものが多く、自分の好きなものをひろく聴いてもらいたい、というような姿勢を感じるもので、僕もよく参考にさせてもらっている。

そのZAWA氏が描いている漫画がPRIVATE WORLDというタイトルのもので、
web版はThe Lost womenというサイトにまとめられているので、そちらでも読めるが、
ウチに送られて来たのは書籍化したもの。
漫画として面白いかどうかはとりあえずサイトで読んでみてください。僕は楽しく読めました。

サイトで読んでもらえれば判るが、この漫画ではレコードやバンド名などのディティールに重要性がある。
そういった細部を見せるためにストーリーがある、という印象も受けるが(笑)
われわれの好きなパンク、パワーポップ、ネオ・モッズなどの要素がこれでもかとちりばめられており、
それらの要素の捉え方からは、僕よりもちょっと下の世代になるであろうZAWA氏世代が直面したであろう90年代終わりから00年代を通しての、日本においてのパンク、パワーポップのちょっとしたブームに身を置いたかんじが凄く良く判る。
上に挙げたyour choice blogでもリアルタイムのバンドたちのレコードを相当な量購入しているのは伺えるが、
この漫画を読むと、70年代、80年代のものも掘り下げているんだという印象を受ける。
つまり、彼なりにリアルタイムを追いつつ過去のものも掘り下げ、インプットしたものを、漫画という表現で吐き出しているということで、それはこのジャンルに於いてはかなり特殊であり、それを僕は面白いと思った。

僕がこれを手に入れるに至った経緯としては、
TwitterでZAWA氏からメッセージがあり、読んで欲しいのでおくります、と。
添えられていた手紙には、これは彼なりのパワーポップやパンクのシーンへの参加だということが書いてあった。
こういう考え方は好きだ。僕も歌も下手だし楽器ができないが、文を書いたり写真を撮ったりライブを企画したりレーベルをやったり、ファンジンを出したり、そんなことはすこしずつやっているし、
絵を描けるひとは絵を描くことでシーンに関わることもあるはずだ(ブラック・フラッグの一連のジャケをみてごらんよ)

いま、ネット時代になって、なにかと配慮は必要になってしまったなー、と思う。
自分もよくあるのだが、ツッコミを入れられないように、注釈のような長ったらしいカッコ書きを連発しながら文を進めたり、
あくまでも個人の意見なんで、みたいな前置きを入れてみたり。
という、諸先輩方や匿名の方たちからのツッコミへの予防をするようなことをしたりする。
文のリズムもなにもあったもんではなく、しかも読み手に解釈の幅をもたせないという意味でも良くないのだが、
あとからごにょごにょめんどくさいことになると思うと、この汚れた脳みそがそうさせてしまうことが多々ある。
あと、これは僕はあまりやらないが、解釈の幅を持たせるにしても、最終的に冗談ですよーと逃げれるようなおちゃらけた面白おかしい感じで書いておいたりとか。

ZAWA氏の文や漫画を読んでもそのような配慮みたいなものを感じなくもない。そりゃあたりまえだよね。
でも、考えてみると、それでもあれだけの量のディスクを紹介したり、漫画という表現にぶつけてみたりという欲求が、「めんどくさいことになるからやめとこう」という気持ちを凌駕した熱量を持っているということも言える。だから、僕はそういう熱を持っているひとは支持します。

先日のTarget EarthとK.O.G.A.共同企画の際にZAWA氏に会うことができたが、
おしゃれできちんとした感じのひとだったな。
つづきも楽しみにしてます。
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テーマ:ロック - ジャンル:音楽

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