Target Earth Blog
日々の泡
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Instant Banquet HIDDEN VOLUME comp.
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アメリカ東部、ボルチモアのガレージ・レーベル、HIDDEN VOLUMEのこれまでのリリースから厳選した楽曲を20曲収録したコンピレーション。
このコンピにはすでにソールド・アウトとなってしまったシングル曲なども多く含まれていて、レーベル・サンプラーであるながらもレア・コレクションの側面も持ち合わせている。

現在のシーンにおいては破壊的なトラッシュ・ガレージのGONER、すこしチープでインディ・ポップ寄りでもあるBURGERなど特徴のあるガレージ・レーベルが勢いを持っているが、このHIDDEN VOLUMEは2014年に元HATE BOMBSのSCOTT SUGIUCHIが立ち上げ、彼の審美眼に適ったガレージ・バンドを多数リリース。その特徴を一言で言うならば「楽曲」への回帰だろう。サイケデリック、フォーク・ロック、パワーポップと「ガレージ・パンク」の解釈を拡げているが、そこには楽曲の良さへのこだわりを感じることができる。その様子はさながらGreg Shawが80年代に運営していたVOXXレーベルの現代版のようである。加えて、それらは優れたジャケ・デザインのセンスも手伝って、コレクタブルなアイテムとなっている。

このコンピで特別目を引くのが日本のバンドの存在である。ヨーロッパ・ツアーや多数のリリースで知られる大分の正統派ガレージ/サイケデリック・バンドTHE ROUTES、同じくヨーロッパ・ツアーでも注目された北海道のプリミティヴ・トラッシュ・ガレージSWAMPS、西海岸のバーガー・ブーガルー・フェスや数々の海外ツアーでいまや東京ガレージの中心的バンドの一つとなっているTHE FADEAWAYS、そして世界的に見ても珍しく人気上昇中のピュア・パワーポップのGORILLA*の4バンドである。

海外のバンド勢も2010年代のシーンを支えてきた精鋭たちであるが、敢えてひとつ挙げるとしたら、2018年2月に来日ツアーが決まっているシカゴのTHE SAFESであろう。HIDDEN VOLUMEからのものを含め、3枚のアルバムをリリースしている。スウィートでフォーク・ロックの風味があるポップなガレージを聴かせるバンドだ。
とにかく、素晴らしい曲を作るバンドたちをリリースしている素晴らしきレーベルHIDDEN VOLUMEを知るのに最適な一枚と言えるだろう。
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福岡 Jumpin' In The Night (その1)
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1月の前半に福岡に行ってきた。福岡に行くのは10年ぶりくらいじゃないか?おそらくRockbottomと行ったのが最後だろう。福岡にいる平島くんとはいろいろやりとりを続けていて、ここ何年かはRaydios、Tweezers、Beat Caravanなどの福岡ライブに関して仲介のような連絡係のようなことをやっていたが、自分は付いて行ったりすることは無かった。

今回は2017年の夏に高円寺でやった写真展の福岡版、ということで話をもらった。9月にも水戸のRecords KNOXで写真の展示をやったので、写真展が巡回するよう形ということで話をもらった。写真だけ送って、適当に貼ってくださいというのもできなくはなかったが、せっかくいい話をもらったのでやることにした。ただ、自分の写真展だけでは弱いんじゃないか?という考えもあり、東京からバンドを連れていくのがいいんじゃない?ということで、Firestarterなども検討したけど、スケジュールの都合などもあり、Rulerにお願いすることにした。Rulerはまだレコードを出していないバンドだけど、東京でのライブは確実に盛り上がっていて、イケると踏んだ。平島くんもRulerで問題ないってことで、それ以外の部分は平島くんにお任せということで、対バン、DJをブッキングしてもらった。バンドをメインにして写真展をおまけということにしたらどうだろうか?と言ったのだけど、そこはこだわりがあったようで、写真展をメインとし、ゲストをRulerとした。
僕は会場準備があるので早く行かなければならなかったんだけど、バンドも一緒に早く行ってくれることになった。

昼には福岡に着き、平島くんの車にて移動、ラーメンを食いにいき、よせばいいのに替え玉をしてしまってお腹いっぱいで会場着。さっそく写真を貼り始める。Rulerもリハまで時間があるからと手伝ってくれたが、途中でリハ~外出(レコード屋?)で、僕は黙々と写真を貼り続けた。なんとなく、平島くんに時間を確認したら、もうオープンの時間になっていた!それでもまだ貼り続け、なんとかライブが始まるまでには終わらせた感じにはなった。このまえ東京に来てくれたときにはぜんぜん喋れなかったPushers / Knocksの市丸くんも佐世保から来てくれた。
いや、しかし、写真を見たひとなどとお話ししたり、バンドのライブも観たいし、写真も少しは取りたいし、サケも飲みたいし、ととにかく忙しい!いろんなバンドとツアー同行もしたけど今回は写真を貼るという作業があったため、ベタ付きにならざるを得なかったので、それがいままでと違うとこかな。でも、写真が貼ってあるというのは人と話す切っ掛けにはなるな、と思った。
東京のバンドの写真を見ても面白いのかな?というのは水戸でやるまえにも思ったけど、みんなじっくり見てくれててよかったよ。
東京で会ったことのある人や、以前福岡で会ったことがある人もいたけど、初めて会ったり初めて喋ったりというのがその土地土地のシーンの雰囲気を感じ取れるというのやはり自分にとっては面白い。

Banana Erectorsの奥滝さんがDJをやってくれるはずだったんだけど、家庭の事情により急遽来れないことになった。せっかく写真を貼っておいたのに残念だ!あと、もしかしたら会えるかなとこれも写真を貼っておいてNervous Breakdownの垣添兄弟にも会えなかったな。ドラムのナカジはThe Routesのメンバーなので、会うことができたけど。

各バンドに関しては次回につづく

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さらば新宿ジャム
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新宿JAMが2017年をもって閉店した。
最後の方はちょっとしたお祭りになっていたと思うが、2週間ほど過ぎた今、皆の話題に上ることがほとんどない。この波の引き具合の速さにはびっくりするが、自分のやった年末の企画について少し書いておこう。

新宿JAMは1980年にオープンした。古くから知る人は「ジャムスタ」という。スタジオ併設であり、レコーディングにも使用されていたという経緯による。僕の場合は単にジャムと呼んでいた。そのジャムが2017年いっぱいで営業を終了するということになった。理由はビルの老朽化による取り壊しということである。

37年もやっていたので、今は有名になっているバンドも多数出演しいていた、というのが閉店のニュースには必ずと言っていいほど書いてあった。そのこと自体は長くやっているところであればいくつかはあるだろうが、同時にモッズやハードコア、ガレージなどのシーンが80年代に形成されるのに一役買っているというのと、我々界隈でもたくさんのバンドが出演しているということ、それが重要だと思う。今は有名になったバンドたちも無名の時に出ていたわけで、つまるところ、ハードルが低く(使用料が安い)、門戸が開かれ、われわれの生活に近い自由な雰囲気があったということではないだろうか?メジャーに行くようなバンドあり、アンダーグラウンドに居続けるバンドもあり、という多様性を許容する風土があったのではないか。

われわれ界隈もかなりの頻度でジャムとシェルターの併用という感じで使用していたが、近年はへヴィ・シックやペンギンハウスなどを使う回数が増えたし、Pit Barなど新しい店もできたりして、ジャムで企画をやるバンドが減っていたように思う。当然ながら、観に行くライブが減れば足は遠のく。

そんなジャムから閉店の情報と閉店間際に企画をやりませんかとの打診がRockbottomを通じて僕の耳に入ってきた。それが5月くらいのことだったか。足が遠のいていたのだが、Rockbottomが長いことジャムのスタジオで練習やっているので、その関係で話が来たのだと思う。当然やる、ということになるのだが、Rockbottomの企画というよりはTarget Earthの企画にした方がいいのではないか?ということになった。

今回、ジャムが最後ということになると、メンツもある程度慎重に決めなきゃな、とは思いつつも結局は自分の馴染みのある、というかTarget Earthにゆかりのあるようなバンドたちでまとめた感じになった。のんびりと決めているうちにあっという間に秋になり、冬になった。途中議論していたのが、オールナイトにするのか、通常時間で終わりにするのか?ということだった。平日とはいえ、仕事納めの人も多いだろうから、オールナイトにするか、普通の時間に終わらせて忘年会をやるか、といったところだ。秋口になって、ジャムの深夜帯で警察から注意が入ったという話があり、オールナイトは厳しいんじゃないか?ってことにもなったんだけど、店長の石塚さんに相談したら、経緯は省くけど、大丈夫ということになった。それでもまあ、みんなオールナイトはキツイだろうということで、1時か2時くらいには終わらせるという流れにした。

Rockbottom、Thunderroads、Evil Hoodoo、Firestarter、Three Minute Movieとわりとすんなり決まった。そして今回サプライズとして、コードの発展形となるB.C.P.C.を仕込んだ。これは初ライブにする予定だったけど、11月のPushersをお披露目としてこのときは2回目のライブとなった。そして、ザ・ノウを解散したたくじのバンドGiza Gizaはこの日を初ライブとした。最後にすべりこみで、グレッグのTalent Showを入れて8バンド、となった。DJには尊敬する先輩、関口さんとノヴさんにお願いして、なかなか強力なメンツとなった。しかしながら、バンド数が多いので日付を超える設定にしなければならないというのと、当日仕事がある人、次の日仕事がある人、というそれぞれの都合があり、希望を入れ込むと真ん中に集中してしまうので、タイムテーブルを作るのはなかなか調整が大変だった。

当日、仕事を早あがりし、新宿に向かう。新宿駅からあの遊歩道「四季の道」を通って。今回は昼の部もライブ企画が入っていた関係でトップのGiza Gizaのみリハをやってすぐにスタート。それぞれのバンドについて書くと長くなるので、書かないけど、最初からお客さんがいっぱい入っていて、全バンド盛り上がっていた。みんなジャムで初ライブやったなどのいろいろな思い入れがあるだろうから、それをそれぞれの角度で感じながら演っていたのではないだろうか。僕は一応時間管理をしながら写真撮ったり、自分もDJやったり、みんなとしゃべったりとわりと忙しくしているうちにすぐ時間が経ってしまった。懸念していた終電後にガラガラになるのでは、ということもなく、みんなけっこう残ってくれていたのでよかった。案の定、間に合うのか間に合わないのか?というタイミングで来る人がそれなりにいたりして、一部順番変えたりもしたけど、なんとかやり切った感はあったな。Target Earthと出てくれたバンドたち、そしてジャムの関係性っていうか、あの感じ、天井の低さ、楽屋の感じ、ドリンクカウンター、トイレ、ステージの奥行のかんじなどなどいろいろな場面を思い出しつつ。

ジャムは途中経営母体が代わったりもしているけど、僕らにとっては変わらないジャムだった。お客さんにとってどうか、というのは一番大事ではあるけど、ライブハウスというのはビジネス面の維持と文化貢献的な面のバランスが大変で、バンドとライブハウスに双方に負荷が掛からない形でやるのはなかなか難しいわけですが、その中では非常にバンド側、企画者側に寄ったお店だったのではないかと思っている。環境改善を声高に言うつもりはないですが、このような店があったことは他のお店の方々も憶えておいてもいいのではないかと思う。
新宿ジャム、お疲れ様でした。

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追悼トミー・キーン
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2017年2月20日 Feverの楽屋にて

トミー・キーンが亡くなった。2017年11月22日、LAの自宅で眠っている間にそのまま亡くなったとのこと。享年59。奇しくもこの日は僕の誕生日であったので、一生忘れられない日となってしまった。時差があるので実際には1日ずれということになろうが。フェイスブックで誕生日のメッセージがバンバン入ってきてたので、朝になって返事を書こうと思ってフェイスブックを立ち上げたら、トミー・キーンの訃報や思い出話などでタイムラインが埋め尽くされていて、自分の誕生日気分など吹き飛んでしまった。つい先日までマシュー・スウィートとツアーしてたはずだよね?インスタも数日前に上げてなかったっけ?というのがあって、とにかくビックリしてしまった。オフィシャルな声明が見つからなかったのと、最近は誤報の例もあるので、静観していたのだが、山本くん(ゆるマッチョ先生)がブラッドに確認したというので、本当なんだ、と認識した。

それから1週間ほど、ツアーメイトであったリック・メンクを始めとしてフェイスブックでの書き込みが止むことがなく続いていた。それらの熱のこもった書き込みを、多すぎるので拾い読みしながらぼんやりと思うのは、アメリカでの支持のされかたの凄さと日本のそれとの温度差である。日本公演にも全公演通うような強力なファンは何人かいたし、ライブに来てくれた人、レコードCDを買って聴いている人もそれなりにいるということは解っているけど、それは本国の熱狂のヴォリュームとは違うと思う。規模が大きければいいというわけでもなく、それゆえに僕のような者が関わる機会を得たということも言えるのだが。 インスタグラムに目を移し、タグで検索するとそこにはもちろんレコード、ライブの写真もあったが、ファンとのツーショット写真も多く上がっていた。トミー・キーンの支持されている度合に対しての彼自身のスターの自覚のなさというか、我々と同じ市井の生活者という視点で聴衆と接するということがよく表れていた。
僕自身は3回ほどライブ企画で関わっただけなので、友人とかいうのはおこがましく、人柄に深く踏み込んだようなことは書けるわけでもないのだが、以前書いたライブ・レポートが中途半端に終わっていたので、この機会に続きを書いてみたいと思う。

 2015年のSmall Square来日への同行としてのトミー・キーンの初来日に関しては以前書いたこちらを読んでもらえればと思います。これも本人が亡くなった今となってはもっとコミュニケーションをとっておけばよかった言う気もするけど、それはもう叶わないことなので。とにかく2015年のSmall Square来日からの流れで2017年2月のトミー・キーンとしての来日の話も来たわけです。前回の記事ではゆるマッチョから直接電話がきたということを書いたけど、思い出した。違いました。直接僕に来たわけでは無くて、BabyBlueのメンバーに来た話で、それをこうじが僕に持って来た感じだったね。

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2017年2月20日Feverのライブ

トミー・キーンのキャリアは長く、ファン層は意外と幅広い、という想定のもと、今であればいわゆるUSインディや90s~のパワーポップのファンをメインとして、我々界隈のパンク~パワーポップのファンは別切りでやる、ということで、企画することとなったんだと思う。長いこと企画やってて、この2つは近くにいるようであまり交わることがなく、企画の際にサポート・バンドのバランスがいつも考えどころになるというのは事実なので、これは賢明な判断であったと思う。インディ系のファンの方々には我々の好むロックンロールをベースにした音楽や我々の姿勢みたいなものが敬遠される傾向はあるとは理解している。しかし、トミー・キーンこそはそのキャリアを通して「姿勢」を表出していたロッカーなのではないかな?とも思っている。とはいえ、許容の範囲がとてつもなく広いから、筋は通しつつも柔軟でもあり広い層に支持されるのかもしれないね。会場探しは難航したけど、ペンギンハウスに落ち着いた。トミー・キーンにしては小さすぎるかも、という懸念も大いにあったけど、金銭的な条件の良さ、音の良さの点でもここしかないだろうということになった。
ツアー中、東京のメインはその前日のレッドクロスの企画であり、我々の方は追加的なものであるという勝手な考えのもと、で、あれば自分のレーベル色を出してやろう、ということでRockbottom, Beat Caravan, Thunderroads, Triple Junkをブッキングした。バンド数が多すぎだろう、という意見もあったし、自分もそう思うところもあるけど、日本のバンドも観て行ってもらいたいよね、っていう気持ちでいつもやってるからこうなる。Triple JunkはTarget Earthからリリースしているバンドではないけど、この企画にピッタリだと思えたので自分としてはどうしても入れたかった。

トミー・キーンのキャリアの初期はRAZZというバンドのギタリストであった(それ以前に高校の同級生のニルス・ロフグレンの弟とやったバンドもあったと言われる)。RAZZとスリッキー・ボーイズはDCエリアのパンク/ニューウェーヴ・バンドとしてはかなり早い存在であった。RAZZは77年には最初のレコードを出しているし、スリッキー・ボーイズは76年に最初のレコードを出している(ティーン・アイドルズの結成は79年、バッド・ブレインズの結成は78年である)。その後82年にソロ・デビューするわけだが、この原点を知っていると彼のライブでの実演奏にハードさが感じられるのも納得がいく。ここ数日の日本語での追悼書き込みの中ではトミー・キーンはとにかくすごくよい人で明るく、フレンドリーであったというものが大半で、それはほぼそうなんだけど、僕としてはもとパンク・ロッカーらしい不穏な雰囲気や筋の通った頑固さみたいなものも同時に感じていた。そして、僕はそういうガッツが音楽にも表れている人に惹かれるみたいである。

2/20のFEVERのライブはわりと直前に近い形で決まった追加公演であった。MOORWORKSさんが入れていた予定が中止になってしまったとのことで、トミー・キーンをやるということになったようだ。しかし前後の日程が関西だったので、とんぼ返りするようなスケジュール感であった。月曜でもあるし、集客は厳しいだろうな、と思ったけど、これはやるしかないな、という感じでオープニングにBabyBlue、DJが僕ということでやった。なるべく多くの友達に声掛けしたけど、まあ月曜でもあるし厳しい感じで、来てくれたひともいたけど、それほど多くなかった。でも、ライブはすごかった。上に書いたようにアメリカと日本での人気度の差ということでもあるんだろうし、みなさんいろいろ事情はあるんだろうからしょうがないけど、わー、マジでもったいないよな、と思った。そのときはまさか死んでしまうとかはこれっぽっちも考えなかったけど、次いつ観れるかわかんないのにね、と。自分の宣伝力の無さ?とかいろいろ自分にも理由はあるだろうけど、これは次のペンギンハウスは満員にしないとな、と思った。よくSNSで見るけど、「あー、知ってたら絶対行ったのに~」っていうのは、中にはホントにそうだった人もいると思うけど、ほとんどは知ってて行かない人だと思っている。まあ、それぞれにそう言わなきゃならない理由はあるんだろう。
このときは少し時間に余裕があったのでFEVERの広い楽屋で、トミー・キーンと少し話をした。僕はだいたい音楽的な話はこうじにまかせて、他愛のない話をするのを常としている。このときも世間話のようなかんじで少し話したけど、いま思うともう少し深く話をすればよかったかな。ベースのブラッドは日本在住なので、いつもの来日ツアーとは違って、バンドの世話は基本的にブラッドにお願いしておけばオーケー、という理由もあって、トミー本人とはあんまり話をしなかったのかもしれない。
ドラムはハンター・キーン、トミー・キーンの甥である。ニューオリンズでPUDGEというハードコア・バンドをやっていて、すごくパワフルなドラミングをするやつだ。僕がDJしてるとちょいちょい話しに来たり、リプレイスメンツあるか?などと言ってきたりして(たまたま持ってきてたので掛けれた)、フレンドリーな奴だ。
 ライブが終わって彼らはすぐに大阪に向けて帰っていった。われわれはペンギンハウスでの再会を約束して。

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2017年2月26日ペンギンハウス

ペンギンハウスのライブは、家庭の事情もあり、リハはロックボトムに仕切ってもらって、開場前のギリギリな感じで到着。ゆるマッチョ先生は前日レッドクロスのDJでもあったので、ペンギンハウスにも来ていたが、体調が悪く、そのまま帰ることに。できれば彼にもオープニングバンド含めて観てもらいたかったが、しょうがない。
 しかして開場の時間になり、客は最初からほぼパンパンに入っていた。大多数は普段の我々の企画に来てくれている人だったので、オープニング・バンドたちの演奏もみな楽しんで観てくれていたようだ。長ぇな、と思った人はごめんなさいだけど、ペンギンは再入場ありなので、みんな自由に出入りしてくれていたとは思う。トミー・キーンも日本のバンドたちを観てくれたりして楽しんでくれていたように見えた。

 トミーの演奏は、会場の雰囲気のせいか、FEVERで観たものよりもよりラフで身近に感じられた。大き目の会場のキッチリした音と、こういうところでのラフな音が両方聴けたのはラッキーだったな。実際の演奏を聴く前、レコード、CDで聴くトミー・キーンには良質なソングライターとしての面を強く感じていたのだが、目の当たりにするとその曲の良さに加えてギタリストとしての強烈さをビンビンに感じた。完全に普段着としか言えない佇まいは一見地味に感じる人もいると思うけど、パワーポップという範疇にいながらもゴリっとした演奏というのはホントにカッコいい。
 終演後は皆のサインや写真の希望に気さくに答えていた。僕はいろいろ雑務もあり、みなの会話も邪魔するわけにもいかないので、またほとんどしゃべらずで帰らなければならない時間になってしまったので、ギャラはブラッドに渡し、トミーやハンターに挨拶して帰った。ボトムとは高円寺駅前の格安中華、福来門に行ってちょっと打ち上げしたようだ。あとで聞いた話では、うまくて安いので驚いたって(笑)。

 以上がレポートとなります。あんな曲やってくれたとか細かい話もあるにはあるけど、長くなりすぎたので。

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 後日談としてひとつだけ。
 僕がブッキングしたTriple Junkのことをトミーがスマホで撮っていたのは見ていたんだけど、動画をインスタにアップしたんだよね。
 (そのインスタ投稿はこちら

これにはうぉーっ!ってなったよね。気に入ってもらえるんじゃないかとは思ってたけど、動画も上げてくれるとは。このツアー中の投稿で日本のバンドを上げたのはこれだけだったというのはお世辞じゃなく好きだったと理解している。僕は速攻でシンくんに連絡して、シンくんはその投稿にコメントしてそこに”You guys were great!!!!!!!”ってコメントを返している。これだけでもTarget Earth企画入れてよかったな、と思えたよね。
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